CD
Variety - The Art of Variation. Works for Violin by Biber, Fux & Schmelzer
レ・パッション・ド・ラーム¥ 1,944(税込)
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- RELEASE DATE : 2019/09/13
- NUMBER : 1907591957-2
- LABEL : 輸入盤
- 商品内容
レ・パシオン・ド・ラーム / ヴァラエティ ~ ビーバー、フックス、シュメルツァーのヴァイオリン作品による変奏の芸術 切れ味のある斬新なリズム的解釈によるオーストリア・バロックの弦楽器の清華。スイス・ベルン発の気鋭のピリオド楽器アンサンブルによるDHMへのセカンド・アルバム。[EU輸入盤]
このアルバムは、オーストリアのバロック作曲家である、ビーバー、フックス、シュメルツァーの3人の弦楽器のための作品を集めたものです。特に「パルティータ」(このアルバム内では、パルテ、パルティアとも)という形式にこだわっています。J.S.バッハ以降の18世紀ドイツにおいて、「共通の主題やモチーフないしは情緒によって、統一性をもって構成された組曲」という意味ですが、ここに収録された作曲家が活躍した17世紀では「変奏曲」の意味でした。ヴァイオリンを中心とする弦楽器の鮮やかな技巧、スコルダトゥーラ(変則調弦あるいは特殊調弦)による響きの面白さ、作品に付された表題的な要素、打楽器の効果など、多彩な名技性が発揮された音楽が集められています。
「レ・パシオン・ド・ラーム」は、4年間の入念な準備期間を経て、高度なピリオド楽器演奏と歴史的知識を持ったヨーロッパの奏者によってベルンで結成されたアンサンブル。楽団名の意味は、1649年に哲学者ルネ・デカルトによって執筆された著作物「情念論」から取られました。リーダーは、ベルン生まれでヨーロッパ各地の古楽音楽祭に出演し高い評価を得ているバロック・ヴァイオリニスト、メレット・リューティ。メンバーには、フライブルク・バロックオーケストラのメンバー、アントワープ音楽院教授、ベルン芸術大学の教授なども含まれています。このアンサンブルの鮮烈な演奏はたちまち話題となり、このアルバムでも、どれもがヴァイオリンの妙技による楽しい作品が盛り込まれ、華やかに演奏されています。なお、このアルバムに2曲が含まれているビーバーの『技巧的で楽しい合奏音楽』からのパルティアは、彼らのファースト・アルバムである「SPICY」にも含まれており、来年以降に発売される次作でも取り上げられ、この曲集の全曲の録音が完結することになります。
収録内容
1. ビーバー:『宗教的・世俗的弦楽曲集』より「ソナタ第3番」
2-11. ビーバー:『技巧的で楽しい合奏音楽』より「パルティア第1番 ニ短調」
12-13. ビーバー:『無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第5番ハ短調』より「パルテI & II」
14. フックス:7声のロンドー
15. ビーバー:『宗教的・世俗的弦楽曲集』より「ソナタ第1番」
16. シュメルツァー:『1つの弦楽器のためのソナタ集』より「ソナタ第3番ト短調」
17-21. ビーバー:『技巧的で楽しい合奏音楽』より「パルティア第5番 変ホ長調」
【演奏】
レ・パシオン・ド・ラーム(ピリオド楽器アンサンブル)
【録音】
2018年11月6-8日、オーストリア、フォアアールベルク州、ザンクト・ゲロルト修道院