SixTONES 12th Single 「音色」

SACD

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Beethoven: The 9 Symphonies & Overtures

パーヴォ・ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン

¥  7,428(税込)

  
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  • RELEASE DATE : 2020/12/11
  • NUMBER : 1943982817-2
  • LABEL : 輸入盤
  • 商品仕様
    【完全生産限定盤】
    ■6SA-CD
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  • 商品内容

    ◎世界最高のベートーヴェンを打ち立てたコンビ
     パーヴォ・ヤルヴィがドイツ・カンマーフィルの芸術監督に就任して最初の演奏会が行われたのが2004年6月。その直後にパーヴォとドイツ・カンマーフィルは仲道郁代とのベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番と第5番「皇帝」を録音(同時に映像収録)し、さらに同じベートーヴェンの交響曲第7番を録音して、交響曲全集の第1弾としています。以来、ベートーヴェンの作品は、パーヴォ・ヤルヴィとドイツ・カンマーフィルの中核をなすレパートリーとなり、世界各地でのチクルス演奏と並行して2008年にかけて録音された交響曲全曲、仲道郁代とのピアノ協奏曲全曲は、いずれも高い評価を得てきました。このコンビによる最初の来日公演の際に横浜で行われたベートーヴェン・チクルスは、「世界最高峰のベートーヴェン」と絶賛され、彼らのトレードマークとなりました。

    ◎交響曲と序曲を一つのパッケージに
     当ボックスは、2004年~2008年に録音された交響曲全曲と2010~12年に録音された序曲5曲をセット化したもの。交響曲全集は過去にボックス化されていましたが、今回序曲を加えて、より完璧なパーヴォ・ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルのベートーヴェン解釈のマイルストーンが一つのパッケージに揃いました(また海外でSA-CDハイブリッド盤としてボックス化されるのは今回が初めてです)。対抗配置でヴィブラートを抑制し豊かなアーティキュレーションの弦、名手ぞろいの管、ヴァルヴなしのナチュラル・トランペット、そして堅いバチで叩くピリオド仕様のティンパニなどから生み出される強靭かつフレキシビリティに富む響きによって、9曲の交響曲と5曲の序曲の個性的な風貌が浮き彫りにされています。

    ◎選りすぐりの独唱者と合唱団
     第9番の独唱者には、その新国立劇場の「ローエングリン」出演などを通じて日本にもファンの多いテノールのクラウス・フローリアン・フォークト、深みのある美しい声によってリートとオペラの世界で独自の地位を獲得しているマティアス・ゲルネ、バイロイト音楽祭での活躍で知られ東京・春音楽祭でもワーグナー役を手掛けて絶賛されたペトラ・ラング、ウェーベルンの歌曲全集の録音でデビューするなど幅広いレパートリーで知られるクリスティーナ・エルツェという個性的な面々を起用。2001年の創設以来優れたプロの室内合唱団として注目を浴びているドイツ・カンマーコーアも美しいディクションによる歌唱を聴かせてくれます。

    ◎音響効果抜群のフンクハウス・ベルリン・ナレーパシュトラッセ
     旧東ドイツ時代の1950年代に建造され、長らく国営放送局の録音ホールとして使われてきたベルリンの歴史的なフンクハウス・ベルリン・ナレーパシュトラッセにおけるセッションでDSD収録されたこれらの録音は、音質面でも高く評価されています。「ベルリンで最も遮音性の優れたホール」として知られ、東西ドイツ統一後はバレンボイム/シュターツカペレ・ベルリンのワーグナー録音などにも使われたことでその優れた音響が再評価されています。プロデューサーはパーヴォ・ヤルヴィの盟友フィリップ・トラウゴット、録音を担うのは、旧フィリップス・レーベルのスタッフが立ち上げたオランダのポリヒムニア社です。

    ◎ベートーヴェンへの未曾有の「全集中」
     「2020年のベートーヴェン・イヤーにリリースされるこのボックス・セット。私たちが最初にベートーヴェンの作品を録音してからもう10年以上の歳月が流れたのだ。ここ数年はシューマンとブラームスの交響曲や管弦楽曲を集中的に取り上げてきたが、その経験を経た現在、改めてこの録音を聴いてみた。
     嬉しいことに、これらの結果に今でも満足だ、ということを確認できた。録音というものは、音を固定化する作業だ。いったん録音すると変わることがない。しかし音楽家も人間。人間というものは、年月が経つと考え方も変化し、人生の経験も深まり、視点も新しくなる。10年前に有効で満足いく結果だと思っていた演奏が、今でも同じように感じることができるものか、疑われる方もいらっしゃるだろう。ドイツ・カンマーフィルと私は、録音を準備するために何年もかけてベートーヴェンの交響曲全曲を世界各地で集中的に、繰り返し演奏した。何よりも注意したのは、時が経つと薄れてしまう皮相な効果や仕掛けを極力排除したことだ。それぞれの音楽の核となるものを見つけ出し、そこに入り込み、演奏が自然かつ有機的なものになるように、そしてベートーヴェンが楽譜に刻み込んだものに忠実になるように、力を注いだ。
     あらゆる指揮者やオーケストラにとっても同じことだろうと思うが、私はこのベートーヴェンの録音は特別なものであるべきだと考えていた。実のところ、ベートーヴェン作品の録音は市場に溢れているし、素晴らしいものも数多い。だから私たちがこの録音で成し遂げたかったのは、楽譜の細かなディテールをできうる限り実際の音として引き出すという点で、これはライヴ演奏ではなく、セッション録音でしか実現できない性質のものだった。正しいテンポを採り、各パートのバランスを整えることも重要なポイントだった。ベートーヴェンの各交響曲のすべての楽章がそれぞれ異なった個性を備えている。私たちはその個性を引き出すべく、フレーズごと、小節ごとに演奏解釈を検討した。
     そして、この素晴らしいオーケストラであったからこそ、セッションであっても新鮮で生き生きとした演奏ができたのだ。それはオーケストラにパーソナリティがあるからだ。彼らの演奏は、いつだってライヴ演奏であるかのような没入力に満ちている。信じがたいほどの集中力がある。私とドイツ・カンマーフィルの関係は、年月をかけてごく自然にしかも深くなっていき、今や彼らはまるで自分の家族のような存在になっている。ほかのオーケストラであれば避けることのできない垣根のようなものは全くない。何事もオープンでオーケストラのメンバー全員が自発性を持っているので、常に音楽を第一に考えることができるのだ。これは理想の音楽づくりだと思う。
     同じことがプロデューサーのフィリップ・トラウゴットについてもいえるだろう。フィリップは私とドイツ・カンマーフィルの全てのソニー・ミュージック/RCAへの録音プロジェクトに関わっていて、彼もまた私たち家族の一員なのだ。彼が録音セッションを仕切るさまは何事も明解だ。時には客観的な視点でのアドバイスもあるが、それはいつもより大きな音楽的な結果を追求するがゆえのこと。そしてポリヒムニアの素晴らしい録音チームが美しいサウンドで私たちの演奏を収録してくれている。今でも、これらのベートーヴェン録音が生み出されることになった集中的なコラボレーションをとても誇りに思っている。ベートーヴェン生誕250年というのは、この9曲の交響曲の録音が、同じく私たちの序曲の録音と組み合わされて、新しく再発売されるのにうってつけの理由だろう。」(パーヴォ・ヤルヴィ)

    パッケージ:各ディスクは紙ジャケットに収容され、それらをスリップケースに収納。パーヴォ・ヤルヴィとドイツ・カンマーフィルのさまざまな写真を掲載した132ページのブックレット付き。


    【収録内容】
    ベートーヴェン
    [CD1]
    1. 交響曲 第3番 変ホ長調 作品55 「英雄」
    2. 交響曲 第8番 ヘ長調 作品93

    [CD2]
    3. 交響曲 第4番 変ロ長調 作品60
    4. 交響曲 第7番 イ長調 作品92

    [CD3]
    5. 交響曲 第5番 ハ短調 作品67
    6. 交響曲 第1番 ハ長調 作品21

    [CD4]
    7 . 交響曲 第2番 ニ長調 作品36
    8. 交響曲 第6番 ヘ長調 作品68 「田園」

    [CD5]
    9. 交響曲 第9番 ニ短調 作品125 「合唱」

    [CD6]
    序曲集
    10. 「プロメテウスの創造物」 序曲 作品43
    11. 「コリオラン」 序曲 作品62
    12. 歌劇「フィデリオ」 序曲 作品72c
    13. 「レオノーレ」 序曲 第3番 作品72b
    14. 「エグモント」 序曲 作品84
    15. 「献堂式」 序曲 作品124

    [使用楽譜]ベーレンライター原典版(交響曲)、ブライトコップフ(プロメテウスの創造物、フィデリオ、レオノーレ第3番)、ヘンレ(コリオrン、エグモント、献堂式)

    [交響曲第9番]
    クリスティーナ・エルツェ(ソプラノ)
    ペトラ・ラング(アルト)
    クラウス・フローリアン・フォークト(テノール)
    マティアス・ゲルネ(バリトン)
    ドイツ・カンマーコーア

    ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
    指揮:パーヴォ・ヤルヴィ

    [録音]
    ◎交響曲
    2004年8月26日~28日(第8番)、2005年8月24日~29日(第3番)、2005年8月24日~26日(第4番)、2004年6月18日~19日および2006年9月3日~4日(第7番)、2006年8月27日~29日(第5番)、8月31日~9月1日(第1番)、2007年12月15日~17日(第6番)、2007年12月18日~20日(第2番)、2008年8月22日~26日&12月20日~22日(第9番)、ベルリン、フンクハウス・ベルリン・ナレーパシュトラッセ
    ◎序曲集
    2010年7月19日~21日、ハンブルク、フリードリヒ=エーベルト=ハレ(レオノーレ、エグモント、献堂式)、2012年12月18日~21日、ベルリン、フンクハウス・ベルリン・ナレーパシュトラッセ(プロメテウス、コリオラン、フィデリオ)

    ハイブリッドディスク(SA-CD層は5.0Multiとステレオ) / DSD Recording 


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