フィリー・ソウルを語る上で欠かすことの出来ない代表的グループ、オージェイズ73年の傑作アルバム。ギャンブル＆ハフ、トム・ベル プロデュース。1958年オハイオ州カントン出身の彼らは58年に当初5人組で“トライアンフス”という名で結成される。61年には”マスコッツ”名義でキング・レコードで録音。その後地元のDJであるエディ・オージェィの名を取りオージェイズと改名する。インペリアル、ベルなどと契約・録音を残す。69年にギャンブル＆ハフのレーベル”ネプチューン”でアルバムをリリースするが全く話題にならなかった。一度は故郷に戻りメンバー二人が抜けエディー・リヴァート、ウォルター・ウィリアムス、ウィリアム・パウエルの3人で再出発。PIRと契約をとりかわす。72年「裏切り者のテーマ(Back Stabbers)」が初の全米チャート3位を記録した後、続々とヒットを飛ばす。73年に「ラヴ・トレイン」でビルボード・ポップ・チャート1位に輝き、同年にはこの"For The Love Of Money"を収録した『シップ・アホイ』を、74年にはロンドンでのライヴ盤、75年には『サバイバル（生存者）』を発表、黄金時代を築く。この作品は、流れるような華麗なストリングス・サウンドに、ゴスペルを彷彿させる荒々しいエディの歌声、絡みつくようなウォルターとの掛け合いが見事にあわさっている。また奴隷船をモチーフとしたジャケットの絵からもわかるように、社会的な問題提起を表した曲も少なくない。旧品番：SRCS-6368 *ボーナストラックとして"Put Your Hands Together" のライヴ・ヴァージョンを収録 /*デジタル・リマスター

[DISC:1]

1. 1.勝利への讃歌

   

2. 2.シップ・アホイ

   

3. 3.汚れてしまった空気

   

4. 4.フックス・イン・ミー

   

5. 5.フォー・ザ・ラヴ・オブ・マネー

   

6. 6.ナウ・ザット・ウィ・ファウンド・ラヴ

   

7. 7.ドント・コール・ミー・ブラザー

   

8. 8.いやな噂

   

9. 9.勝利への讃歌