SixTONES 12th Single 「音色」

CD

ヒューマニサイド 【CD/日本語解説書封入】

デス・エンジェル

¥  2,750(税込)

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  • RELEASE DATE : 2019/05/31
  • NUMBER : GQCS-90716
  • LABEL : ワードレコーズ
  • 商品内容

    デス・エンジェルが通算9枚目スタジオ・アルバムをリリース!

    「ベイエリア・スラッシュ」を代表するサンフランシスコのベテラン・スラッシャー、デス・エンジェルが通算9枚目スタジオ・アルバムをリリース!初期衝動と整合性が同居、自己のアイデンティティを完璧に封じ込めた会心作が誕生!チルドレン・オブ・ボドムのアレキシ・ライホがギター・ソロでゲスト参加!

    ベテラン・ベイエリア・スラッシャー、デス・エンジェル。その結成は82年にまでさかの ぼる。メタリカがサンフランシスコに引っ越してくるのが83年のことだ。つまりデス・エ ンジェルは、その創成期からスラッシュ・シーン最前線にいたのである。80年代当時の彼 らは、メンバー全員が血縁関係にあること、そしてとても若いことが話題になっていた。 何しろ当時のドラマー、アンディ・ガレオンは72年生まれ。つまりバンド結成時わずか10 歳。ファースト・アルバム、『The Ultra-Violence』(87年リリース)製作時でも、まだ 14歳。すなわち中学生だったということだから、驚きである。

    「デス・エンジェル」=「死の天使」というバンド名、そして「Ultra-Violence」=「過 剰な暴力」という残虐なイメージとは異なり、彼らの音楽性は、メタリカを規範としたベ イエリアのバンドのそれそのもの。複雑な曲構成、そしてサタンに頼らぬ歌詞を得意とし た彼らは、言うなれば「インテリジェント」なバンドであった。実際、85年のデモ『Kill as One』のプロデュースは、カーク・ハメットの手によるもの。このデモにも収録され ていたデビュー・アルバムのタイトル・トラックは、そんな彼らのアイデンティティを最 もよく体現していた曲だ。というのもこれ、10分超というスラッシュ界では異例の大作と いうだけでなく、インストゥルメンタルでもあったのだから、その先進性は相当のもの。 さらにこれを、14歳のドラマーが叩いていたわけだから、その早熟ぶり、衝撃がよくわか るだろう。当然『The Ultra-Violence』は、大きな話題となった。

    80年代後半は、デス・エンジェルに加え、テスタメント、フォビドゥン、ヒーゼンといっ たベイエリアのスラッシュ・メタルが、世界的に大きな注目を浴びた時期である。だが同 時に、スラッシュ・メタル・バンドにとっては、難しい時代を迎えつつあったのも事実。 メタリカの商業的大成功と、アンダーグラウンドにおけるグラインドコアやデス・メタル の台頭。この挟み撃ちを受けたスラッシュ・メタルは、何らかの方向転換を迫られ始めた 。少なくともスラッシュ・バンドたちは、そういう強迫観念に駆られた。スラッシュ・メ タル・バンドが、そのままスラッシュをプレイし続けるという選択肢は無かったも同然な のだ。
    『Frolic Through the Park』(88年)、『Act III』(90年)とアルバム・リリースを重 ねていったデス・エンジェルも、方向転換を余儀なくされた。彼らはファンク的な要素や アコースティック・ギターなどを大胆に導入し、スラッシュ・メタルの持つ暴虐性から離 れていくという選択をした。さらに90年には、ツアーバスの事故という不運に見舞われる 。結局91年にはヴォーカリストのマーク・オゼグエダが、日本公演を最後に脱退を表明。 残されたメンバーはThe Organizationと名前を変え、時代に即したオルタナティヴ・ロッ ク的アプローチで活動を継続するが、95年に解散してしまう。

    デス・エンジェル名義としては10年ぶりとなる復活劇を遂げたのが01年のこと。癌を患 っていたテスタメントのチャック・ビリーのチャリティ・コンサート出演のため、彼らは 再結成を果たしたのだ。もともとは一夜限りのはずだった。だが、みんなで集まってみれ ば、楽しかったあの頃の思い出が蘇ってくる。ならば、このまま活動を続けてしまえばい いではないか。再結成デス・エンジェルの初のアルバム、『The Art of Dying』がリリー スされたのが、04年のこと。その後『Killing Season』(08年)、『Relentless Retribu tion』(10年)、『The Dream Calls for Blood』(13年)、『The Evil Divide』(16年 )とコンスタントにアルバムを発表していった彼ら。特に『Killing Season』以降の作品 は、メタル純度の高いスタイルとなっており、スラッシュ・メタル創成期からシーンに関 わっていたバンドとしてのアイデンティティ、プライドにあふれた、まさに吹っ切れた作 品になっている。

    今回リリースになる3年ぶり、9枚目のアルバムとなる『ヒューマニサイド』も素晴らし い仕上がりだ。まさにインテリジェントなスラッシュ・メタル・バンドの面目躍如。スラ ッシュの信念を頑なに守りつつも、パンクやロックンロール的なアプローチをちらつかせ 、さらにはお得意のアコースティック・ギター、果てはピアノまでをも用いたプログレッ シヴな味付けも見せる。「世の中がおかしなことになっていることは明らかだ」というロ ブ・ キャヴェスタニィの主張は、『ヒューマニサイド』(=核戦争や環境破壊に起因す る人類絶滅)というタイトルにもよく表れている。狼がうろついているアルバム・ジャケ ットも、人類滅亡後の荒廃した世界を描いたものだ。だが、そのメッセージはあくまでポ ジティヴなもの。これも実にデス・エンジェルらしい。「理想の世界を実現するにはどう すれば良いか」と、彼らは前向きに問いかけるのだ。前作同様ジェイソン・スーコフ、テ ッド・イェンセンのコンビによるミキシング、マスタリングも完璧。すでに30歳を超えた ベイエリア・スラッシュ・メタルの伝統も、デス・エンジェルがいる限り安泰だ。なお、 本作にはチルドレン・オブ・ボドムのアレキシ・ライホがギター・ソロでゲスト参加して いる。

    【メンバー】
    マーク・オセグエダ (ヴォーカル)
    ロブ・キャヴェスタニィ (ギター)
    テッド・アギュラー (ギター)
    ウィル・キャロル (ドラムス)
    デミアン・シッソン (ベース)

    【CD収録曲】
    01. ヒューマニサイド
    02. ディヴァイン・ディフェクター
    03. アグレッサー
    04. アイ・ケイム・フォー・ブラッド
    05. イモータル・ビヘイテッド
    06. アライヴ・アンド・スクリーミング
    07. ザ・パック
    08. ゴースト・オブ・ミー
    09. レヴェレイション・ソング
    10. オブ・ラッツ・アンド・メン
    《ボーナストラック》
    11. ザ・デイ・アイ・ウォークド・アウェイ

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