黄金時代のバーンスタイン・没後25年特別企画

アメリカの兼業作曲家アイヴズは、1902年に完成された交響曲第2番は作曲当時全く理解されず、1951年2月にバーンスタインとニューヨーク・フィルの世界初演によりようやく日の目を見ることになった。バーンスタインはその後1958年にこのオーケストラの音楽監督就任披露演奏会でも取り上げ、その直後に録音されたものがこの演奏である。調性音楽的な交響曲スタイルにアメリカ愛唱歌がさりげなく溶けこんでいる作品。カップリングの交響曲第3番「キャンプ・ミーティング」は「数日にわたる祈祷や説教などの『野外集会』」を音楽で描き、1946年の初演後にピューリッツァー賞に輝いた名作。バーンスタイン自身による解説「アイヴズについて」（約13分）も対訳付で所収。

[DISC:1]

1. 1.交響曲第2番 第1楽章 アンダンテ・モデラート

2. 2.交響曲第2番 第2楽章 アレグロ

3. 3.交響曲第2番 第3楽章 アダージョ・カンタービレ

4. 4.交響曲第2番 第4楽章 レント・マエストーソ

5. 5.交響曲第2番 第5楽章 アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェ

6. 6.交響曲第3番「キャンプ・ミーティング」 第1楽章　「なつかしき仲間の集い」 アンダンテ・マエストーソ

7. 7.交響曲第3番「キャンプ・ミーティング」 第2楽章　「子供たちの日」 アレグロ

8. 8.交響曲第3番「キャンプ・ミーティング」 第3楽章　「コンムニオン」 ラルゴ

9. 9.アイヴズについて