米国オハイオから飛び出したデスメタル界の有望株＝SANGUISUGABOGG（サングスーガボグ）待望のデビュー・アルバム『Tortured Whole』

SANGUISUGABOGG（サングスーガボグ）は2019年、Cameron Boggsを中心にオハイオ州コロンバスで結成されたデスメタルバンドだ。読むことすら困難を極めるクレイジーなバンド名SANGUISUGABOGGは、(メンバーによると)singuisugaはラテン語で「吸血鬼」を意味するのと同時にCameronが過去に名乗っていたステージネームだという。それに俗語でトイレの意味を持つCameronのラストネームへの敬意を込めて“bogg”が付け足されSANGUISUGABOGG(尻から血を奪う吸血便器)に落ち着いたという。
それはさておき、2019年7月にリリースした4曲入りのデビューEP『Pornographic Seizures』で破壊的で残忍なデスメタルを世に知らしめたバンドは、各地で行われたツアーでチケット完売を続出させ、メンバー自身も予期せぬスピードで変化と成長を遂げることとなった。そして、デスメタルファンが待ち望むなか、前作を完全に凌駕した品質を誇るデビューアルバム『Tortured Whole』をリリースする！　今作に収められているのは80年代～90年代のデスメタルからの影響と、レジェンドたちへの敬意、さらにダウンチューニングのギターと腐敗臭を伴う狂乱の轟音だ。Devin の強烈なガテラルが炸裂する①「Menstrual Envy」から⑪「Felching Filth」のフェードアウトしていくエンディングまで1分台から5分台の多彩な11曲が並べられている。不安な空気を含んだインスト曲④「Pornographic」、⑦「Interlube」はホラー映画のサントラのような背筋の凍るようなサウンドで作品に独特な緊張感をもたらしている。獰猛かつ陰鬱かつ不気味なサウンドを誇るデスメタルでありながらも、ユーモアのセンスが光る個性的なMVも注目。世界の首脳らしき人物たちが競演、最高に酷いアニメーション作品と名高い「Dead As Shit」、レーベルから受け取った予算でB級映画風に仕上げた「Menstrual Envy」のMVが早くも話題と混乱を呼んでいる。聴く者の度肝を抜く鮮烈なるデビュー作『Tortured Whole』は、SANGUISUGABOGGにとってはただの序章に過ぎない。

<SANGUISUGABOGG>
Cody Davidson – Drums
Cameron Boggs – Guitars
Devin Swank – Vocals　
Ced Davis - Bass


【収録内容】
1. Menstrual Envy
2. Gored in the Chest
3. Dragged by a Truck
4. Pornographic
5. Dead as Shit
6. Tortured Whole
7. Interlube
8. Dick Filet
9. Urinary Ichor
10. Posthumous Compersion
11. Felching Filth