CD
雨月物語~菊花の約(ちぎり)~
石田彰¥ 3,300(税込)
- POINT : [通常ポイント]1.0%ポイント
- RELEASE DATE : 2005/11/02
- NUMBER : UZRA-1001
- LABEL : うずらっぱレーベル
- 商品内容
人気声優・石田彰の朗読CD遂に完成!
「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」(アスラン・ザラ役)など話題作に多数出演している人気声優・石田彰が古典ホラーの傑作、上田秋成・作『雨月物語』の中の1篇である「菊花の約(ちぎり)」を朗読。
義兄弟の約(ちぎり)結んだ左門と赤穴が再会の約束を守るために自らの命をも賭けるという「菊花の約」はかの三島由紀夫も愛読していたといわれる挿話で、信義のためには死をも辞さないという重い内容がテーマとなっている。
石田彰ファンのみならず、朗読作品、「雨月物語」のファンも必携の1枚です。【雨月物語~菊花の約(ちぎり)~】
原作:上田秋成ストーリー:播磨の国に老母と共に生活する学者・左門はふとしたことから、旅先で病に伏せる出雲・富田城にて軍学を教授する赤穴という武士を助ける。
病が癒えた頃には、お互い学問の話などをする様になり、お互い得がたい友人だと思う様になり、やがては義兄弟の約(ちぎり)を結ぶに至った。その後、赤穴は、尼子経久に奪われた城の動静を確かめるために、一度出雲へ帰ることを申し出る。 播磨へは、いつ帰ってくるかと聞く左門に「重陽の節句(*)」には必ず帰ると堅く約束して。
季節が過ぎ、間も無く重陽の節句の節句を迎えようとする日々、赤穴を迎える準備に余念の無い左門。
が、節句の日の夕暮れが近づいても赤名が訪れる気配は全くなかった。
節句の日も終わりかけ、落胆した左門の前に突然赤穴が姿を現した。喜んで酒肴をすすめる左門だが赤穴の様子がおかしい事に気づき、問いただすと『自分は敵方の息の掛かった従兄弟に城に監禁され、身動きが取れずにいた。しかし約束を違えることはしがたく、「人は一日千里を走れないが、魂ならば成せる」との言い伝えを想い出し、自刃し死霊となり陰風にのってやってきたのだ』と語った。赤穴は自ら命を絶ち、「菊花の約」を全うしたのだ。真実を知り泣き崩れる左門に『母上を大切に・・・』と言い残し、赤穴の姿は消えていった。その後、左門は富田城に出向き、赤穴の従兄弟・赤穴丹治と会い、 その所業をなじり一刀両断にして切り捨てた。しかし、城主である尼子経久は義兄弟の篤い信義に心を打たれ、左門を追捕することはしなかったという。
(*)旧暦の9月9日。中国の重日思想(9・9等、月と日が同じとなる日付でめでたい日とされていた)から発した祭日で、菊の節句。
- 収録内容
[DISC:1]
-
1.「序章」
-
2.「冥加の邂」
-
3.「菊花の約」
-
4.「幽明の刻」
-
5.「愁嘆の途」
-
6.「寒月」
-